■ 第2現場検証 「 大麻高校書道準備室 」 (2017年
7月26日) ■


こんばんは、伊藤です。お世話になっております。
本日は、母の職場の膨大な量の遺品整理を行いましたので、
一応レポートをお送り致します。全焼した実家の現場検証はあまりにも
別世界だったのに対し、大麻高校は全く何事もなく母がそこにいたままの
状態で、極めて現実的でした。火災の当日も、全くもっていつも通りに出勤し、
5、6時間目の授業を終えてからいつも通りに部活の指導をし、いつも通りに
6時代のバスに乗って家に帰った、とのことでした。以下、レポートです。



第2現場検証 「 大麻高校書道準備室 」 (2017年7月26日)

本日は、初めて、母が30年!!勤務した大麻高校に、
遺品整理に行って来ました。書道教室の裏の「準備室」を
自分の家のように使わせていただいておりましたので、
そちらにたくさんの「もの」があり、その仕分け作業に
約3時間かかりました。といっても恐らく最初の
1時間程は、火災の事情説明に費やしたような気がします。
校長先生の他に、母の代行を務めて下さっている
〇〇様も立ち合いたいとのことで、校長室にて
事情をお話ししたあと、教頭先生も加わって、
膨大な量の母の遺品の仕分けを行いました。

初めて見る大麻高校はとても新しく立派に見え、いかにも
母の好きそうなところでした。ここなら土曜日、日曜日も欠かさず
毎日来ては、一日の大半を過ごすのに快適だったことだろうと
思いました。

30年という長い長い年月を母がそこで過ごした「書道教室」は
墨と紙といういわば「母の匂い」がそのまま残っている空間で、
全焼した実家の現場検証の10倍ほど、胸に迫るものが
ありました。

遺品の中には母が若かった頃の写真などもあり、着ていた衣類や
使っていた膨大な量の筆記用具(なんでこんなにあるのか?というような
量でした!)など、取りあえず引き取るものを段ボール箱につめて送っていただき、
とても持てないような重いものや、これまた膨大な量の茶碗などは、
別の段ボール箱に保管し、無期限で学校に保管して下さることに
なりました。学校で使っていただけそうな書道に関する書籍や筆などの
書道用具一式は、全て学校に寄贈致しました。

母が最も長く、一日の大半を過ごした職場をこの目で見ることが出来て、
母は幸せな人生を全う出来たことを実感し、感謝致しております。

帰る前に事務の手続きがあるということで事務室に行きました。
実際には働いていない7月分の給料が既に母の口座に振り込まれているので、
その払い戻しに関する書類や手続きを済ませた後、校長先生が
○○駅までお送り下さいました。遺品段ボール箱もその足で
宅急便でお送り下さるとのことで、近日中にこちらに
届くことと思います。

以上、2017年7月26日の、第2現場検証である母の職場「大麻高校」
の遺品整理に関するレポートです。

伊藤光湖


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