伊藤光湖公式サイト  Mitsuko Ito Official Website

最終更新日 Last updated :7/5/2016


「 アメリカのインターネットラジオで自作曲が4度クラシック部門人気第1位。
進化し続けるヴァイオリニスト伊藤光湖が贈る
自作オリジナル曲を含む独自のプログラムと楽しく個性的なトーク。 」


伊藤光湖 ヴァイオリン・リサイタル in ちえりあ 2016

2016年9月3日(土) 2:00PM 開演 ( 1:30PM 開場 )
( 右の画像をクリックすると拡大します )

伊藤光湖 Mitsuko Ito プログラム


モーツァルト : ソナタ イ長調 KV526
グリーグ : ソナタ第2番 ト短調 作品13
バッハ : オルガンのためのトリオ・ソナタ BWV525より
 「 アレグロ 」
ボザ : アルトサックスのためのアリア
ファリャ=伊藤光湖 : 組曲 「 三角帽子 」 より 
 ”ファイナル ダンス ( ホタ )”
伊藤光湖 : アネクドット ( 小さなお話 ) 第9番
ヴィエニアフスキー : コンサート ( 華麗なる ) ポロネーズ 
 作品4   

ヴァイオリン : 伊藤光湖 / ピアノ : 浅井智子

札幌市生涯学習センターちえりあホール
( 札幌市西区宮の沢1条1丁目 − 地下鉄東西線宮の沢駅から地下直結通路徒歩5分 )

¥2,000 ( 自由席・税込 )
( チケット発売予定日 : 2016年5月27日 )
( CDに関する詳細はこちらです )

【 チケット取り扱い 】
チケットぴあ 0570−02−9999 ( Pコード297−866 )/ ローソンチケット 0570−000−407 *Lコード予約 0570−084−001( Lコード:12260 ) / 大丸
プレイガイド ( 南1西3 ) 011−221−3900 / 道新プレイガイド 011−241−3871 / イープラス http://eplus.jp

【 マネジメント・お問合わせ 】
オフィス・ワン 電話011ー612−8696
( 予約受付10:30−18:00 土・日・祝日休 )

後援 : 札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社、毎日新聞北海道支社、HTB北海道テレビ、(公財)PMF組織委員会、PMFボランティア 「 ハーモニー 」

伊藤光湖 Mitsuko Ito 伊藤光湖 Mitsuko Ito 伊藤光湖 Mitsuko Ito
2015年9月ちえりあリサイタル

○ お知らせ : 2015年ちえりあリサイタルのライヴ録音CDになりました。詳細はこちら


□□□ 「  真の芸術の追求  」 □□□

〜 独自の創作的芸術活動としての演奏を目指して 〜

今年のリサイタルで最初に演奏致しますのは、モーツァルト作曲のソナタです。モーツァルトはフランスではルイ15世の時代の作曲家で、以前からモーツァルトの音楽は、フランスのロココ様式の画家による絵画を思わせると感じておりました。そんなこともあり、日本に来る直前にルーヴル美術館のフランス絵画を見て参りました。

Bucher フランス・ロココの画家はたくさんおりますが、中でもヴァトー、
ブーシェ、そしてフラゴナールが特に知られております。この
度ルーヴルに行ったのは、特にブーシェの作品を見るため
でした。ルーヴル美術館Sully3階には約20点のブーシェの
絵が展示されておりますが、その中でも46号室にある縦横
3.2メートルのブーシェの絵画が、私にとっては最もモーツァ
ルトを感じさせます。

後になってわかったことではありますが、「 ジョフラン夫人
( マリー・テレーズ ) のサロンは、モンテスキュー、マリヴォー、ヴォルテールといった一流の知識人から、画家ではブーシェ、ヴェルネ、シャルダンなどが参加し、少年時代の神童モーツァルトが演奏していたという。」( http://borges.blog118.fc2.com/blog-entry-1536.html
「 ロココ論 」 より引用 ) ということからも、私が最も 「 モーツァルト 」 を感じる画家がブーシェであることは、決して偶然ではないと思います。

とはいえ今回演奏するソナタKV526はモーツァルト晩年の傑作で、ロココというよりは絵画でいえばダヴィッドなどの新古典主義を思わせる作風となっているように感じております。

伊藤光湖 Mitsuko Ito 前半第2曲目は、グリーグ作曲のソナタ第2番です。この曲は同じ作曲家によるソナタ第3番よりはるかに演奏される機会が少ない曲ではありますが、既にグリーグの才能がいかんなく発揮された、素晴らしい作品です。もちろん20年後に書かれた第3番のような完成された音楽言語ではまだありませんが、ノルウェー民俗音楽的
「 愛国主義者 」 として目覚めたグリーグが、ノルウェーのフォークソングやダンスをソナタ形式にまとめようとしたものです。全体的に弾むような生き生きとした若々しい活力に溢れ、かつ感動的な名曲です。

Bozza Aria 後半では今回初の試みとして、本来ヴァイオリン以外の楽器で演
奏されるために書かれた曲を取り上げてみました。バッハは何と
いってもオルガニストとしての傑出した才能から、当然オルガン曲
にたくさんの傑作があります。今回はオルガンのためのトリオ・ソ
ナタ ( 本来3つの異なる楽器で演奏するところをオルガン両手と
足鍵盤で3声部を一人で演奏するように作曲されたもの ) をヴァ
イオリンとピアノで、ウジェーヌ・ボザという主に管楽器のための
曲をたくさん書いたフランスの作曲家による 「 アリア 」 ( アルトサ
ックスのための )、そして2008年に私が編曲した、本来オーケス
トラのための作品であるファリャ作曲 「 三角帽子 」 より 「 ファイナ
ル・ダンス ( ホタ )」、この3曲です。2曲目のボザ作曲 「 アリア 」 は、パリの友人がピアノ伴奏したCDに入っていたサクソフォンの演奏を聴いて、ヴァイオリンで演奏すればいい演奏になると直感し、レパートリーにしたものです。

この演奏会にて初演となる伊藤光湖作曲 「 アネクドット ( 小さなお話 ) 第9番 」 は中間部に重音を多用した小品、そして今回は以前に演奏した時とは別の版であるヴィエニアフスキー作曲の 「 コンサート ( 華麗なる ) ポロネーズ 作品4 」 を演奏致します。こちらはポーランドのヴィエニアフスキー協会に問い合わせてなるべく原典に近い版を教えていただき、こちらの版を演奏することに致しました。

敢えてバラエティーに富んだ選曲による毎回自作曲を含めた独自のプログラムを、皆様により楽しんでお聴きいただけるよう曲解説トークを交えながら、札幌コンサートホール”キタラ”と同じ設計者による豊かな音響の 「 ちえりあホール 」 にて皆様にお届け致します。

伊藤光湖

○ ちえりあリサイタルの録画は、曲解説トークも含めてこちらでご紹介致しております。

☆ 昨年までのちえりあリサイタルのお客様のご感想こちらでご覧いただけます。皆様のご感想に心より感謝致しております。


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